これは情報技術者としての視点というよりも営業マン、つまりモノ売りとしての視点ですが
ピアノ習熟のためのAI譜面を用いたリズムゲームを開発するとなった場合、既存のリズムゲームの"文脈"へ乗る必要はあるんじゃないかな?とは思ってますね
まぁつまり既存のリズムゲームの主流であるリズムゲームパートとアドベンチャーゲームパートの双方が必要なんじゃないかと考えます
アドベンチャーゲームパートの何が便利か?ってシナリオを読ませることによってチュートリアルと共にゲームの世界観や目的をプレイヤーへ伝えられるんですよね
しかもフィクションであれば今現在の現実では無茶な設定をさも当然かのように描くことが出来る
例えば「ピアノ系リズムゲームがe-Sportsの一部として認知され世界大会が開かれている」みたいな設定でもフィクションであれば無茶じゃないし「ピアノ演奏に憧れた少女がe-Sportsピアノと出会うことで夢を叶える物語」でもフィクションであれば無茶じゃない
そしてこの物語こそがゲーム開発側の目的なわけですから、e-Sportsピアノに関わるコミュニティで形成される文化は目的へ沿ったものになる
絵も音楽も一般人って描ける(演奏できる)、描けない(演奏できない)は理解できても、上手下手ってわからないですからね
そこで一般人へ理解してもらうのに重要なのが技術の視覚化ですし、技術の視覚化がなされることで技術の到達点が見え、そこに憧れる人が増え、競技人口(=奏者人口)が増えていくのではないかと
仰ってることは凄くわかります
だからこそ「演奏」を教えるのはピアニストだろうとボクは思うのです
所詮ゲームが教えられるのは「楽譜通り=アルゴリズム通りの弾き方」までですよ
ボクが望むのは「野球部じゃなくても野球を観て語れる環境」です、例えるスポーツは今の時代サッカーとかでも良いんですけどねw
それを生み出せるのがゲームなんじゃないかと
音ゲーの文化を輸入したら同時演奏ですね
音ゲーは理論最高点が決まっているので、理論最高点を目指して上昇していく折れ線グラフで一般人への視覚化が可能です
更に心拍センサでも取り付ければ緊張度も一般人へ視覚化できますね
「ゲームなんかにしたら正しいピアノが学べない!変な癖が付く!」と思ってしまうピアニストは多いんじゃないかなって感じる
そこでピアノ教室ですよ、プレイヤーが音ゲーから「より上」を目指すなら、それを担えるのはピアノ教室や音大でしょう
「将棋は姿勢が大事」って言う時代があったの知ってますか?その当初「ウサイン・ボルトの走り方は運動力学上で否定されてた」のはご存知?
ゲームがピアノの天才を発見する、それを指導するのはピアニスト、ボクはそれで良いと思ってる
Aという演奏進行はリスクを負ったアグレッシブな演奏進行、Bという演奏進行は雰囲気を重視した丁寧な演奏進行という風に演奏進行をルート化できるんじゃね?と
楽器としてのピアノの違いでも演奏は変わるという意見も理解できるけれど、じゃあそのデータすら機械学習へかけてやろうじゃないかと思ってしまうわけです
何なら音ゲーにしてしまえと、各々が好きなMIDI対応鍵盤を持ち出して同じ譜面データ、同じ音源で競い合えば良いじゃないかと
ピアノ演奏は体操に近い競技化を目指すという方向性を検討するべき
ピアノ界隈全体がそうすべきという過激な話ではなく、体操のように難度や芸術性を極限的に競い合う新団体が現るべきという話
将棋がAIによって優劣形勢が一般人でも理解できるよう視覚化へ成功したように、ピアノ演奏も一般人が理解できる視覚化を用いた競技大会を開催する新団体が必要
いろいろ資料を漁ってると過去には速弾きなどの競技性の高い企画を開催して、速く弾く技術ばかりが注目され技術の劣化を招いたなんて歴史もあるみたいですが、採点ベースを人間から得たマザーデータにすることで芸術性すらポイント化が可能なので、そういった失敗には至らないんじゃないかなと
ピアニストが今まで培った演奏技術を機械学習系企業へ売る気概を持てる人が多くなれば流れは変わるかも知れないとは思ってる
正直ボクは数百人のピアニストが弾くMIDIデータ欲しいですしね
ピアノ素人なので勘ですけど、ピアニスト100人居ると「楽譜通りに弾く」という解釈は100通りあるんじゃないかと疑ってます
(コード進行という意味の進行ではなく)強弱やタイミングなど演奏進行へ100通りの違いが出るならば、それらの違いを機械学習へかけることで、より人間らしい楽譜の譜面が作れるはずなんですよね
しかもピアニストには○○音大出身、ヤマハピアノ教室出身など経歴の違いもあるので演奏進行へ師弟系譜上の違いを割り出せる可能性すらある