驚きの照明3灯
メイン照明は寒色系で差し色に暖色系の照明を使っているのにも関わらずホワイトバランスが世界観に合っていることから演出的意図がある
カメラの高さも適切で、この人はカメラをよく理解していると見て間違いない
エッジの鋭い影はディフューザー未使用の現れだけれど、そうした方がカッコイイからそうしてるんだろう
本当に本当に欲を言えばカット割りがあれば尚良かったが、そんなケチを付けるのは野暮だろうと思わせるほどの完成度
ここまでカッコ良さのあるブロック塀はなかなか見れるもんじゃない!最高だ!
スマホ撮影でも独自色を追求しているのが良い
カメラの高さは適切だけど何故かほんの少し上方へ仰ぎ見る設置、たぶんスマホを壁に立てかけただけ?
スマホの多眼レンズカメラの超広角レンズを採用していることへ減点を付けそうになったけれど、最後まで視聴を続けていると演出的意図があって超広角レンズを採用したことに気付いてむしろ加点したくなった
基礎基本から外すのは別に良いのだ、ただ基礎基本から敢えて外すのであれば意図がなきゃ減点するしか無くなるんだ
振り上げられたキックを見ろ!超広角レンズだからこそ距離感が増幅されて迫力が増している!標準レンズや望遠レンズじゃこうはいかないのだ!
迫力ある踊ってみたを撮りたかったという想いを受け取ったぞ!
色味とカット割りにオリジナリティを感じる
しかし再三言うように演出的意図が無いだろうにも関わらずカメラの高さがアイレベル
アイレベルにすると小柄かつ胴長短足に見えてしまうので損をしている
Titanで観てるのでカメラの判別が付きにくいけどおそらくデジイチでカメラの絞りは適切かな?
ストーリー演出的なこだわりが見える踊ってみた
スマホ撮影っぽい気もするが、もしかしたらデジイチやコンデジのエントリー機かも
ストーリーを演出するため豊富なカット割りやフレーバー的な机を映した差し込みカットなどこだわりが随所に見えて良い
カメラの高さは適切だが何故か少々上へ仰ぎ見る画角を撮ってしまっている
おそらくは手前の机を映像の位置で映したかったのだろうけど主体は小物じゃなくて踊り手なので、踊り手以外を主体に画角を決めちゃダメ(机の足下へ缶ジュースとかで高さを稼ぐとか方法はあった)
そして室内の光量不足も気になるところ(アパートっぽい室内だけど小物の充実度から極小スタジオかな?)
高い出力を稼げる照明を複数台用意しディフューザーを付け、白壁なので1台をバウンスさせ、ほかの照明で机などの余計な影を潰していく感じが良かったのではないか?
腕がついてこなくても挑戦的な撮影をやってやるというアツい想いは物凄く好きなので今後の試行錯誤を楽しみにしていきたい
つまり任那日本領説を肯定している?w
わかる、幽霊って殴れそうだよな
ココまで来ると「頑張った点」よりも「足りない点」へ目が行っちゃうのよね
まぁボクが好んでしまう傾向に友情・努力・勝利みたいな要素ってのもあるんだけど、コレは完成度高いけどそれだけって感じがしちゃう
いや1つの到達点ではあるんだろうけど「ココを頑張ったんだぁ!観てくれぇ!!!」な部分が本当に欲しかった
ここまでレベルを上げられると見る目も厳しくなってしまって申し訳ないが
カメラ機材、撮影技法、撮影環境が揃ってるのに、撮影アングルと編集に乏しいアンバランスさが物凄く目に付く
色味のこだわりには感心するし、何ならこういったファンシーな色味ってマジでどう出すんだと聞きたいくらい
ただ、人間って同じアングルの映像は5秒で飽きるのでココまでやるなら様々なアングルを2〜3秒毎にスパスパ切り替えていくと目が空きなくて良い
ボクの友人は歩行者天国が色々あって無くなる前まで秋葉原が大好きすぎて秋葉原にあったタコ部屋みたいなアパートに10万円支払ってましたよ
男3人も部屋に居れば壁を背負うことになるレベルの激狭アパートだった
秋葉原を毎日巡回することが趣味でしたが例の事件以降、秋葉原の空気感が変わってしまったと引っ越しました
スマホ撮影の男子5人組、こちらも個人的に好ましい、というか若々しい仲良し男子5人組の時点で若い頃を思い出しグッと来るw
確かに映像は荒いし暗いが、ちゃんと全景を見せようと努力した点が伺える
スマホを地面直置き勢が多い中で、三脚もしくは類するものでしっかりとアイレベルまでの高さを確保した
惜しむべきはカメラの高さをアイレベルまで持ってきてしまった点で、アイレベルまで高くしちゃうと小柄かつ短足に見えてしまうので腰の高さだと更に良かった
次はカット割りとかにも挑戦して欲しい
カメラの高さ、レンズの選択(おそらく望遠レンズ)、背景の明るさを決めてから照明の光量を決めてるあたり基本に忠実でありながら望遠レンズと色調補正でオリジナル感を上手く出してるね
何よりも距離感を演出するロケーションの選択が上手く、奥へ一直線上に進むタイル床が良いアクセントになっている
同チャンネルの別動画も観たけれど、ロケーションに直線上のオブジェクトを配置して距離感を演出するのにこだわりがあるらしく、これはボクも是非とも真似したいところ
編集により別アングルカット演出も欲しいところだけれどワンオペ撮影で公開に至るまでの労力を考えれば、納得の行くクオリティを維持できる最小構成・最適化がこれなのだろうと勉強になる
踊ってみたで誰しもが目指したくなる映像の平均はココであると評価したい