もちろん、「日本語ネイティブな表現として的確ではないが、英語圏における italic が斜体で表現されてきたことで形成された暗黙の了解を利用するために敢えてダサダサ斜体を使うよ」という考えを持っている人がいるかもしれないことは否定しないけど……
CommonMark Spec
https://spec.commonmark.org/0.29/#emphasis-and-strong-emphasis
まあそもそも Markdown (CommonMark) においても `_` や `*` は <em> 相当だし `**` は <strong> に相当すると規定されているので、単に日本語で斜体を吐こうとする処理系が何も考えてないだけだろというのもあるけど……
<strong>: 強い重要性要素 - HTML: HyperText Markup Language | MDN
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTML/Element/strong
<i> - HTML: HyperText Markup Language | MDN
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTML/Element/i
<b>: 注目付け要素 - HTML: HyperText Markup Language | MDN
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTML/Element/b
たとえばこれらは HTML の概念だけど、今ではもう「太字」とか「斜字」とは規定されていない。
「重大であるもの」「他と区別されるもの」「注意を惹きたいもの」といったように、見た目ではなく意味でその作用が規定されている。
これが semantic markup であり、「見た目ではなく意味を指定することで、読者に合わせて適切なスタイルを選択可能にする」という強みになる
もちろん、英字における italic が暗に表現する意味 (引用とか “文字通りの” とか用語定義とか) が日本語でどのような表現に割り当てられるべきかというのはまた別の問題なんだけど。
テレビ番組や商品パッケージでも大活躍の老舗筆文字ブランド「白舟書体」 - デザインポケット
https://designpocket.jp/static/font/hakushu/default.aspx
バラエティ番組のフォントとか「普通のゴシック・明朝」の他に「筆で書いたっぽい文字」みたいなのとか使ったりするじゃないですか、ああいう感じの差分になるべきなんですよ。日本語における italic 相当の概念は
italic はイタリック用の別フォントになる、そこが重要なのであって、単に斜めになっている slant とは別の概念なんですね。
で、日本語には italic がないので slant で表現されがちなんだけど、本来であれば英字の italic 相当の概念は草書体とかそういう感じの差異で表現されるべきはずなの (もちろん意味付けは英字における italic のそれとはちょっと違うけど)
pocketいつの間にかMozillaに買われとった
pocket (サービス) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Pocket_(%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9)
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