ネタバレ一切無しで、本日の「GoTファイナルナイト」の模様をレポートしました
https://www.davetanaka.net/entry/got-final-night
LINE Payの“300億円祭” 受け取りを拒否する人も 「詐欺かと思った」「本人確認が面倒」 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1905/20/news132.html
#GoT ネタバレ怖いのに物好きにもTLを眺める昼休み。激おこプンプン丸の人はいなさそうだ 笑。まあでも70時間超える映画観て自分の中でも育っていったキャラ達ののラストシーン、やいのやいの言いたくなるほうが普通だよね〜きっと 笑
あー楽しみTonight🌃
GoT S8x06 /2
不自由なブランドン王
“King Crippled Brandon”(ニュアンス直訳すればカタワのブランドン王)(聞き間違いでなければ)
Storm Born, Chain Braker等の勇ましいヤンキー烈風隊名と比較してこの呼び名につけた製作者の意図はいろいろ考えさせられる。ティリオンのこの物語での役割はリア王における道化。宮廷道化のただひとつの権限は王を茶化す事。茶化す事で王に別の視点を見せるピノキオにおけるジミニークリケットの役割。彼らしくまた子供を残せないために「愛」よりも「義務」を知る。(そもそもひとではない)
なので、このエンディングは「ひとゆえの過ちをひとでない存在に委ねる」という東洋的な終わり方だった。
振り返って今の世には「生産性」や「愛」や「正義」が見境なしの破壊を招いている。西洋思想の根元にある神の完全性を茶化すような終わり方はバッドエンドとも言えるのかな。ひとがひとを従えることが混乱を呼ぶからAIに丸投げしちゃえ的な。
GoT S8x06 finale
“誰もが納得してないという事は良い妥協案という事だ” ティリオン
“愛は義務を放棄させる”。メイスターのこの音葉はジョンではなくデナーリスを指していた。あれはデナーリスが望んでいた事なのかもしれない。彼女の語る正義では確実にジョンを殺さねばならない。愛は彼女にその選択をさせず、ジョンは義務に従った。
贅沢な映像作品の条件は派手なシーンよりも余白に現れると信じてる。そして特にこのエピソードには視聴者の想像が広がる余白だけで作られている。
演出で印象的だったのは女性陣の表情。
統治者の顔のサンサ、雪降る王都に降り立つデナーリスの炎から氷に変わる表情(そしてまるで彼女から黒い羽が開かれるかのような演出)、憑き物が落ちたように幼少期の表情に戻るアリア(facelessではなくなった)
マクベス、ハムレットのように演劇のマスターピースになるであろう最終シーズン。この作品との旅は本当に幸せだった。
ブリオです。食べ物が出るドラマが好き。