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GoT S8x06 /2 

不自由なブランドン王
“King Crippled Brandon”(ニュアンス直訳すればカタワのブランドン王)(聞き間違いでなければ)
Storm Born, Chain Braker等の勇ましいヤンキー烈風隊名と比較してこの呼び名につけた製作者の意図はいろいろ考えさせられる。ティリオンのこの物語での役割はリア王における道化。宮廷道化のただひとつの権限は王を茶化す事。茶化す事で王に別の視点を見せるピノキオにおけるジミニークリケットの役割。彼らしくまた子供を残せないために「愛」よりも「義務」を知る。(そもそもひとではない)
なので、このエンディングは「ひとゆえの過ちをひとでない存在に委ねる」という東洋的な終わり方だった。
振り返って今の世には「生産性」や「愛」や「正義」が見境なしの破壊を招いている。西洋思想の根元にある神の完全性を茶化すような終わり方はバッドエンドとも言えるのかな。ひとがひとを従えることが混乱を呼ぶからAIに丸投げしちゃえ的な。

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グルドン

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