共有ストレージからドラッグ&ドロップで自身のローカルストレージへファイルを移動すると共有ストレージのファイルが存在しなくなってしまうのは前述したとおりです
共有ストレージのファイルが存在しなくなるということは、共有ストレージを見ている他のユーザも共有ストレージ上のファイルを発見できなくなるということです
つまり共有ストレージから自身のローカルストレージへ特定のファイルを落とし込むには「移動ではなくコピー」という操作が必要なんですね
例えばドラッグ&ドロップでなくともCtrl+X(切り取り)からのCtrl+V(貼り付け)などでも共有ストレージ上からは特定のファイルが存在しなくなります
グラフィカルユーザインタフェースになり、ファイルの移動が便利になったことでファイル操作をいつもの手癖のままで行うと、共有ストレージを運用しているときはちょっとした問題になるということは知っておいて損はないんじゃないかな?とは思いますね
まぁこういう問題が起きてしまう理由の1つに「Resilio Syncでファイル共有していてもファイル操作はExplorer(もしくはFinderなどの標準ファイラ)なので、いつもどおりの手癖でファイル操作をしやすい」というUI設計の問題でもあったりはするんですがね
だから別に誤ったファイル操作を行ったユーザが無知とか確認不足とかという風に断罪してしまうのも、それはそれで良くないので笑って済ます程度で良いんじゃないかな?とは思います
この問題について強調しておきたいのが「クラウドストレージとして超有名なGoogleドライブを運営しているGoogle自身ですらやらかしたことがある」という点です。プロ中のプロですらやらかす。ファイル操作というのはそういう類のものなんですよw
今後グルドンのミートアップとかで写真や動画の実データをResilio Syncを使って共有するなんて運用が登場するかも知れませんが、共有ストレージのことをちょっとでも予習しておくと運用が始まったときに混乱が少ないかも知れませんよ!