サンザイファンタジー7
勇者ドリキンが、悩んでいたその時だった。
「あなたは、ドリキン?」
何者かがドリキンの名を呼んだ。振り向くと、そこにいたのは。
「やっぱり、ドリキンだったのね。」
そこには、盟友ユカがいた。
「ケントは、私の力では助けられなかった。バン、あいつは強い。ドリキン、散財の力の事聞いてるわ。でも今の散財力だけではバンには勝てない。」
勇者ドリキンは、深く悩んだ。どうすれば散財の力をさらに高める事ができるのか。
「ドリキン!思い当たる方法が一つあるの、ポッドキャストよ。あの力を手に入れば、道が開ける気がする。私は、ケントの封印を解く手がかりを探すわ。」
ポッドキャスト、それはドリキンの散財を、そして道筋を手助けしてくれる賢者の声が聞ける力。
人々はこう言う。【ポッドキャストは、散財の裏話が聞ける】と。
勇者ドリキンは、ポッドキャストの力を手に入れるため盟友ユカと別れ、再びサンフランの地を歩き出した。
サンザイファンタジー6
勇者ドリキンは、サンフランの地をよく知る 盟友ケントの元に向かったのだったが。
盟友ケントの屋敷が闇に包まれている。
どうした事か、一体何が起こったのか。
とりあえずGoproで撮影をする勇者ドリキン。
すると、勇者ドリキンの前に突然何者かが現れた。
「ひゃっはっは!!噂の勇者、ドリキンだな。遅かったな!ケントは、我々の力で封印させてもらった! 私の名は、バン!」
ドリキンの盟友ケントはバンの手により封印されてしまったのだ。
何とかしようと考えた勇者ドリキンだったが、あまりにも強大な力により近づく事すら出来ない。
「勇者ドリキン、これでサンフランの地は救えまい。ひゃーっはっは!悔しければ、ベイブリッジの先に来るんだな。まぁ、今のお前にはベイブリッジに、たどり着くことは出来んがな!」
バンは、そう言うと消えてしまった。
勇者ドリキンに新しい目的ができた。
盟友ケントを救う事だ。
サンフランの地よりも先に、盟友ケントを救いたい。
しかしどうすればいいのか、途方に暮れるドリキンだった。
サンザイファンタジー5
「そなたが装備しておるゴープロだけでは、力不足。さぁ!この、IX100を装備しなされ。もちろん、ジンバルもじゃ。ちなみに、この装備をすると、時間が経てば自身の腕の力がアップするぞ。」
勇者ドリキンは散財の選択に迫られた。
散財しますか?
はい ←
いいえ
もちろん、はいを選んだ。魅力しかないのだから。
「さすが勇者!人々が散財の力を奪われている中、立派な散財力見させて頂いた。」
一通り、品物の説明を聞いた勇者ドリキン。
勇者ドリキンは、このカメラこそ最強と感じた。
さて、改めてサミューズから、デジスタルの情報を聞き出した。
「そうじゃった。この地のデジスタルは、ベイブリッジの先にあると言われておる。すまない、情報はこれしか持っておらぬ。」
勇者ドリキンは何かを感じた、ベイブリッジには何かがいると。
「そうじゃ、勇者よ。各地に私みたいな行商がいる、きっと散財の力になろう。」
勇者ドリキンはサミューズから散財をした所で、さらに有益な情報を得るために、サンフランの地をよく知る盟友の元に向かう事にした。
サンザイファンタジー4
勇者ドリキンの旅は始まったばかり。
勇者ドリキンは、ひとまず街に戻った。
ただただ遊んでいただけなのに、世界を救う大役を背負うとは思いもしなかった。
だが、凝り性な性格が功を奏して、いつになくやる気に満ち溢れている。
勇者ドリキンは、デジスタルの情報を得る為に街に繰り出した。
しばらく歩いていると、サミューズと言う行商が目の前に現れた。
「そなた、何やら力を感じる。‥いきなり失礼、私はサミューズ。人々にガジェスを広める行商じゃ。近頃、人々は散財の心を忘れておる。魔王リマショクのせいじゃ。」
勇者ドリキンは、サミューズと言う行商から情報を得れると思い、色々事情を説明した。
事情を聞いたサミューズの口元が少し緩んだ。
そう、探し求めていた勇者が目の前にいるのだから。
「やはり!そなた、勇者じゃな!私は運がいい。勇者よ、今のままでは魔王は倒せぬぞ。散財こそが力なのはわかっているであろう?」
サミューズがそう話すと、魅力的な品物を出してきた。
キャラクターと共に生き、キャラクターと共に物語る、物語の中で生きていく!化かしのキャラクター作家!その名は たぬQ。
散財はできないけどガジェト好きな、クリエイター。
あっ私、人間に化けてるタヌキですので、化かされないよう、お気をつけ下さいポン。