おととい会社にFormlabsの3Dプリンターを紹介しに代理店の方が来ていた。3Dプリンターは陳腐化が早い。
まだ水銀の体温計を予備として持っています。
この東芝製の体温計は紐を両手で持ってプラケースごと回してねじり、その状態で紐を引っ張ると勢いよくプラケースが回転しその遠心力で水銀の位置がリセットされます。
振って体温計の先を物にぶつけて壊すことがありません。
上の光ピックはSONYの初期の録再用MD光ピック、下は私が担当して初めて量産された録再用MD光ピック。
録再用に使用される半導体レーザーはディスクから戻ってきた光が半導体チップ内で干渉してノイズとなります。それを防ぐために高周波で点滅させます。それが電波輻射ノイズとなり他の機器を誤動作させる可能性があるためシールドしなければなりません。写真のSONYのピックの左側にシールドのために銅箔テープが貼られています。下のピックは回路を真鍮のケースにいれています。
これらの輻射ノイズを電波暗室に持ち込んで測定しながら規格に収まるように対策を施します。私も対策で電波暗室にこもっていました。
私の初めての一眼レフは1971年発売のCanon FTbでした。F-1が欲しかったのですが高校生だったので機種選定からはずしていました。
FTbは1976年発売のAE-1までの5年間使用。
FTbはたぶん弟がまだ保存しているはず。
この頃は軽薄短小がキーワードでしたね。私たちもSONYさんと同様にMDのピックアップの小型薄型化に尽力していました。薄型化するための構造の特許も書きました。小型化の技術的メリットとしては部品の集積化による部品点数削減(低コスト)、信頼性向上があります。
当然そのあと開発していたBlu-rayのピックアップも小型薄型化に力を入れていました。