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GQX 最終回 だから僕は 

いろいろと積み上げてきたSF的伏線を全て御破算にして、ファーストガンダムの絶対不可侵性と、創造主も含めた人々に与えた呪いのような呪縛をメタ的に描いたエピソード。
GQX時空はあちら側ララァによる無限RTA世界のひとつ。面白いのは「あちら側」ですらファーストガンダム世界ではない。それはファーストが辿るかもしれなかった可能性のひとつ。つまりあちら側ですらも創造主であるシュウジ(おそらく富野由悠季)によるRTA世界のひとつ。薔薇の呪縛は巨大IPとなったガンダム自身が持つ質量と重力と呪縛。創造主は神格視されたファーストの呪縛を解きガンダム世界を終わらせようと何度も試みてきた。しかしフォロワー達は創造主に感謝と愛を伝えて答える。「大丈夫、もっと自由に生きていい」と。
(続く)

GQX 最終回 だから僕は 

(続き)

ジークアクスはアニメ作品としてとても異質だった。全12話という極端に短い構成。毎回ジェットコースター展開でありながらエピソード間の空白の時間に拡がる想像力。説明不足だったり過剰説明だったり。
物語としてのまとまりは欠けていたと言わざるをえない。
しかしこの3ヶ月、この作品は「体験」だった。人々は自分の想いをこぞってTwitterにあげた。そして古参も新規もファーストに想いをはせ、小説版は売上一位になった。現実世界の影響を受けてギスギスしていたSNS世界で、久しぶりにひとびとが「好き」を純粋に表現していた。
この作品は「シン・シリーズ」のひとつの到達点かもしれない。温故知新の無限の連鎖。

体験をありがとう。

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ダンバインのハイパー化現象をガンダムで表現したのは面白かった。あれもSF的表現ではなく、膨張したエゴや自縄自縛のメタファー。絵で表現したからこそ納得出来る。

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細かい嬉しさ

- 新規作画部分の元祖ゲルググがいままでにないほど格好良かった事。あのデザインは手描きが難しい。

- もうオリジナル声優陣出されたら黙るしかない

- キシリア様の盛り方に違和感あったけど最終的にはキシリア様で良かった。ニャーンに対する接し方の意味も分かった。

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正史だとシャアはずっと報われずに拗らせて地球を粛正しようとする。GQXははじめて彼に用意されたハッピーエンド。
アクシズ・ショックで共に消えたアムロだけど、彼は「脱出」で帰る場所を与えられてる。だからこの脚本はシャアに用意された「帰る場所」なのかもしれない。

ユニコーンのフロンタルは「拗らせたシャアの煮凝り」として描かれていた。最終話でやっと「シャアの肩の荷が降りた」演出もまた素晴らしかった。

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