もっとマニアックな部分を言えば、メーカーが仕様をブラックボックス化しているとRAWデータの取得や、ホワイトバランスモードの日光や曇天などの選択、カラーモードのモノクロやポスタリゼーションなどの選択、シチュエーションモードのマクロやスポーツなどの選択が不可能になります
じゃあAndroidのカメラアプリではどうしているのか?と言えば、サードパーティのフィルタ系ライブラリや独力で実装しています
ただ流石に様々な撮影モードをブラックボックス化するのはどうなのか?とAndroidスマホメーカーも勘付いたらしく、撮影モードの変更は標準APIで可能にしたがレンズの切り替えは標準APIできないなどの制限は未だに残っています
しかしながら一部のAndroidスマホメーカーはブラックボックスAPIの一部を公開しメーカー単位でサードパーティカメラアプリメーカーへサポートさせるみたいな動きが徐々に起きています(GoogleやXiaomiなど)
改めて認識したけれど本当にあんまり知られてないんですな
イメージセンサって中に明るさやコントラスト、サチュレーション、ガンマ、ホワイトバランスなどなどの調整用パラメータがあるんす
んでAndroidスマホメーカーはイメージセンサと自社の基盤に合わせてドライバ書いてAndroid標準APIと橋渡しするんです
このときブラックボックスとする独自APIを組まれるとサードパーティカメラアプリメーカーはイメージセンサの調整用パラメータを触れなくなっちゃうんですよね
もちろんハードウェアの保全からAndroidスマホメーカーはドライバ内にリミッタを設けたりもするわけですけれども、一切合切封じられるとカメラを起動することしか本当にできなくなる