今のところのボクの結論なのだけれど分散SNSへP2Pを応用する場合、分散SNS向けの新たなP2Pプロトコルが必要(もしくは既存のP2Pプロトコルに拡張が必要)であると考えている
なぜならテキストメッセージをやり取りするSNSはMByteやKByteに満たないByte単位のデータをやり取りすることを前提に考えなきゃならないからだ
P2Pプロトコルで学術的な応用もされるBitTorrentプロトコルはMByteどころかGByteやTByte、PByteクラスの巨大なデータをやり取りすることへフォーカスしてる
BitTorrentプロトコルでは極小ファイルを効率的にネットワークへ分配できないものとボクは考えている
「分散SNS向けのP2Pプロトコルなんて万人向けではなく分散SNS自体流行しないから検証する必要はない」と考える人が居るかも知れない
これは誤った考えだとボクは断言する
何故ならば「個々人が発信する情報を中央サーバを介さず双方向にやり取りできる」ということは、例えば万人へわかりやすい技術を持ち出すのであれば「自動運転へ応用できる可能性が非常に高いことを意味する」からだ
分散SNS向けのP2Pプロトコルがもし自動車だけでなく例えば鉄道も採用したとしたらどういうことが想定できるか?
自動運転自動車が市場のスタンダードになった時点で踏切事故がゼロへ限りなく近くなるし、路面電車との衝突もゼロへ限りなく近くなるだろう
現在の世界でも似たような試みは既になされている。海運でいうところの自動船舶識別装置や空運でいうところのATCトランスポンダだ
これはP2Pではないが管制情報として扱われ、これらの情報を元に管制官は船舶や航空機が事故に遭わないよう指示管制している