「スクラム」って言うから解りにくいのです

スクラムはマネージャーが全メンバーとコミュニケーションを取ってチーム全体へ情報を共有し合意を取って進めるっていう、ぶっちゃけ日本企業型のチーム運用方式です

一時、日本でもアジャイルが叫ばれてたけどスクラムという言葉が日本へ入ってきたら直ぐに何処もかしこもスクラムだスクラムだと言い始めたのは日本がもともとスクラム型だったからだとボクは見てます

そしてスクラム型の悪い典型が本来は全メンバーへ対して合意を取るわけですが、合意を取らないでトップダウンをやっちゃうと混乱が生じたり不測の事態へ対応ができなくなるというヤツですね

それへ嫌気がさしていた人たちが、海外で何となく行われていたチーム運用を体系としてまとめてアジャイル型と名付けたものを日本へ持ち込もうと着目したわけです

ただやはりアジャイル型を経験してからのスクラム型なので、完全一致する日本企業型チーム運用ではないとも思いますが、基本的には日本企業型のチーム運用です

meganekeesu.tokyo/@moyashimanj

ちなみに欧米型チーム運用の典型例は強力すぎるトップダウンです、日本型チーム運用はトップダウンだと言われがちですが欧米型のほうがトップダウン傾向が強すぎるほど強いです

日本型チーム運用は意思決定が遅く腰が重いなんて言われがちですが、時間が係る理由がチームの全メンバーへ合意を取ろうとするからなんですね

それは例え大企業のトップですら各部門の部門長、部門長は下位部門長へ・・・と合意を取ろうとするので意思決定が物凄く遅くなります

逆に欧米型チーム運用は意思決定の速い経営者が旗を振ると否応なしに部門長や下位部門全体が旗の方向へ向かうことを強制されるチーム運用がまかり通っています

欧米型の経営者は比較的部下の助言を聞き入れる傾向にありますが、それはこれまで採用されていた部下Aの助言が、部下Bの助言を経営者が突然採用され覆されることを意味します

欧米型はスッと意思決定されるのは非常に良いですが、ある日突然自分の仕事が無価値化することもままあるのです

こういう突然の意思決定の変更へ対応するためアジャイル型が理論体系化されたのです

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日本企業型の合意形成チーム運用のリスク耐性というかチーム運用マネジメントの妙は、各部門のマネージャーによる「本来は合意形成しないといけないが時間がかかるので何処まで合意形成しないで部下を動かすか?」という経験と勘による読みです

欧米型のチーム運用マネジメントの妙は経営者による「本来は意思決定が速いほうが良いものの大幅な意思決定は会社全体が混乱するので何処まで変えられ堪えうるか?」という経験と勘による読みです

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