Fiio Q11 レビュー
その1「とにかくボーカルの明瞭感が高い」
Cirrus Logic製DACチップ「CS43198」採用
「DADDY ! DADDY ! DO ! 」を試聴するとボーカルが1段階際立って聴こえてくるのがよくわかりました。
鈴木愛理さんのゲストボーカルが強調され全体としての音楽体験がレベルアップ
「ボーカルの魅力を押し上げる」といった特徴表現が正しいでしょうか。
女性・男性のソロボーカル以上に複数人(デュオ・グループ)での歌唱があるアイドルソングやアニメ楽曲は特にこの特徴を感じます。
TVアニメ「戦記絶唱シンフォギアXV」の劇中歌「PERFECT SYMPHONY」という楽曲は劇中のキャラ7人が同時に歌うパートが存在します。
複数人での歌唱は「個々のアーティスト」と「重なり合ったボーカル」で楽しみますがQ11はこの体験が非常に楽しい。
音楽が好きな方は1つの楽曲を何度も何度も聴いて新しい感想を憶えると存じますが、音楽に疎い筆者でもその楽しみを同等に感じられることが製品の魅力のひとつのような気がします。
Fiio Q11 レビュー
その2「高出力で4.4mmバランス接続への相性が抜群」
Question:そんなにボーカルボーカルいうけどそれじゃあボーカル以外の音は良くないんじゃないの?
→Answer:650mW(バランス出力/ 32Ω負荷時)とHi/Lowゲインスイッチ、4.4㎜バランス出力が解決!!
高出力=大きい音量で余裕をもって音楽を再生できる=重低音をより強調できる(音量が大きいほど低音を表現しやすい)
Hi/Lowゲインスイッチで入力される信号の増減を選択でき、自分の好みに合った音質を選ぶことができる
一般的に3.5mmステレオ接続に比べて4.4mmバランス接続の方が音の左右(定位間)がはっきりし、より鮮明にサウンドを楽しむことができるようになります。