シンエヴァ。ことごとく”正解”を叩き出しているが、それ以上のものは…
旧作リアルタイム世代の感想です。複雑な新旧シリーズの総決算を謳い、その通りに、投げっぱなしにすることも、ひねりもほぼ無く、ファンが最大公約数的に満足する着地点によくまとめたなと、とても感心した。 ターンAガンダム的に全部まとめるなんて土台無理だと思っていたので。
宮崎駿に描けていないと言われていた一般の人々の暮らしを描けていて正解。何もかもほとんど「説明」されていて、「もうこれ以上考察とかすんな」と打ち砕いたのも正解。とあるファンの多いキャラクターへの予想外のお相手に「これ以上カップリング論争とかすんな」っていう強い意志を感じたし、それも正解。物語を畳む上で最も重要だと思っていた人物ゲンドウに、シンジと対峙してしっかり彼を丸裸にして語らせたのも正解。
そして、旧劇場版をなぞったようなショッキングなシーン、エグさ、ミサトとシンジ、リツコとゲンドウと対峙するシーンなどが重なっていて古いファンには大拍手、旧劇場版ほどでない温度にせよ「アニメばかり観ていないで現実に戻れ」という冷や水、変わらないメッセージも一貫していた。