COP30交渉の最大の争点:化石燃料の段階的廃止(phase-out)
現在進行中のCOP30は、最大の焦点である「化石燃料(石油・石炭・天然ガス)の段階的廃止」について深刻な行き詰まりに直面している。
ほとんどの国は、最終合意文書に「化石燃料からの段階的脱却(progressive exit from fossil fuels)」という目標を明記することを強く求めているが、一部の国が頑強に反対しているため、現時点の合意草案では化石燃料への言及が完全に削除されている状況だ。
反対の中心にいるのは、代表的な化石燃料生産国であるインド、サウジアラビア、ロシアなどである。これらの国は、自国の経済が石油・ガス・石炭に大きく依存しているため、化石燃料の段階的廃止を明記した合意文書を受け入れることを拒否している。
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