スナップ撮影について考えた際にこの本はとてもおすすめです。
盗み見的、強者側の視点、男性的な視点、肖像権的な話はスナップが日本に紹介された戦前から問題視はされていて、今の時代特有ではないみたいなのは本当に勉強になる
現代においても未だにこのような半世紀以上前に問題視されているスナップ写真が溢れているのは大変嘆かわしい
現在のスナップ撮影してる人たちが問題視してるのはせいぜい「肖像権」くらいだし
最後の方の章で現代のスナップはどうしたらよいかという点についても触れられているのもよい
アカデミックな論文がベースの書籍なので「スナップでの写真表現」みたいなのを語ったりしている人たちにはぜひ読んで欲しい