ポケベルがサービス終了なのか。
あれも最初はビジネスツールでした。
40年くらい前、父は自営で一人会社をやってました。社長たる父が営業に出ている時の電話番は家族で、当時小学生の僕ももちろん電話を取っていました。
用事の電話がかかってくると、相手の名前と電話番号をメモして電話を切る。もう一度受話器を上げて「*00」をプッシュ(プッシュホンの短縮ダイヤルサービスにポケベルの番号が登録されていた)。
しばらくすると公衆電話を見つけた父から電話がかかってきて、さっきのメモを読み上げる。そこまでが家の手伝いでした(もちろん駄賃は出ない)。
電話を切った父が、その公衆電話で改めて僕が伝えた番号にかけて、そこでようやく用事が始まったのです。
これでもポケベルとプッシュホンを使っているので相当先を走っていたと思われます。FAXはまだなかった。これが昭和50年代のことでした。