ガンダムのコピー生産は可能か? vol.1#GQX
(続き)
その結果、ドイツ軍はT-34のフルコピーではなく仕様を自国のサプライチェーンに合わせたパンターを生産しました。
もっともコロニーを数百建造できる宇宙世紀ですから、中世紀の工業事情は単純比較出来ません。工業のソフトウェア化も進んでいるでしょう。そしてジオンも元は連邦の技術体系を土台にしているのでオートバランサーのように互換品も多かったはずです。しかし重工業製品の量産はどうしても泥臭い部分は出てくるはずで、リバースエンジニアリングによるコピーと説明されるとなんか腑に落ちないなぁと感じます。gMS-αが前線で運用されていたことからも、その時点でパーツのサプライチェーン出来ていたと思うんですけどね。
重箱の隅的な違和感ですが、こう感じるのもガンダム世界で長年構築されてきた技術体系の膨大な蓄積があるからなのかも。
まぁ、物語の本質とは関係ありません。ひとの数だけガンダム感は違うし、GQXのジェットコースター展開でも、余韻は「時間の経過」の中で映像外に詰まってます。斬新なアニメの試みだと思ってます