2001年公開の映画 Enemy at the Gates(邦題;スターリンググラード)に見る現代のロシア軍カルチャー 

今回のキエフ攻略戦と比較される事が多い史上最大最悪の市街戦「スターリン・グラード攻防戦」を描いた映画。
ソ連軍の前線には「政治将校」と呼ばれるMP的な将官がおり、友軍が退却しようとすると背後から射殺する。
映画は原作小説「鼠たちの戦争」には内容的にはるかに劣るけど、米英軍が登場しない戦争映画なので両軍の描写はかなりシニカルで正確。(忖度する必要がないから)
ハリウッド映画で主人公がソ連軍という作品は恐らく二度と作られないだろうけど。
小説を最初に読んだ時にショックを受けた作品だけど、この当時と現代のロシア軍のシステムがほぼ代わっていないのが衝撃的。

Enemy at the Gates (1/9) Movie CLIP - Crossing the Volga (2001) HD
youtu.be/8yOBCGwMpeo

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2001年公開の映画 Enemy at the Gates(邦題;スターリンググラード)に見る現代のロシア軍カルチャー 

スターリングラードの前線を視察するフルシチョフ(後のソ連邦首相)のシーン。「スターリンの名を冠するこの街を死守せよ。その為になにが出来るか提案せよ」ひとりの将校が答える。「人民に希望を与えるのです。物語を。英雄、自己犠牲。物語が希望を与えます」
そしてひとりの狙撃手(現実には女性)が英雄としてプロパガンダに用いられる。
youtube.com/watch?v=381Di8Cw0-

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