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ブレードランナーって映画文法をほとんど無視した作品だけど、映画の可能性を拡げた記念碑的作品だなぁ。分かりやすい映画は短時間の興奮のみもたらすけど、精緻で分かりにくい映画って長い時間心に残る。でもそのためにも2001年と同じように強い絵力が必要。名作になるか独りよがりになるかの境界線はすごく微妙で曖昧。

コッポラの「地獄の黙示録」は映画として完全に破綻してるけど、絵力だけで押し切ることで観客に想像される隙間を作ってる。ディズニー作品が苦手なのは隙間がなくて説明しすぎだからかもしれない。

「映画の強い絵力」は「構図」を思い浮かべる事が多いけど、スチルと違って映画の場合は静的な構図に動きを加えて立体的に表現することが出来る。でも引きの映像に動きを加えるのは難しく(北斎は2次元の版画でこの技法を完成させてるけど)、黒澤明ぐらいしか思い浮かばない。ブレランのLA夜景シーンやSW6のエンドア艦隊戦の構図もかなり立体的

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グルドン

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