GoT S8x05 B-side of the One
エピソード6からの流れは赤い婚礼の復讐劇として描かれ(恐らく意図的に)視聴者にカタルシスを感じさせる内容だった。その終着点を反転した赤い婚礼として描いた。S6x10の"mother’s mercy "の時点でここまでの流れは出来ていたのではないか?
視聴者にとって全ての役者はここまで共に旅をしてきた仲間のように感じられる。なので台詞以上に全ての役者の表情が切ない。演出面で特筆すべきは難民の親子を序盤から登場させて視聴者の視点のアンカーにしていたこと。あの親子だけで「群衆」を「個人」にした。
サーセイとジェイミーがいたのは王座の後ろから抜けるドラゴンスカルの間。デナーリスの父が王都を焼いた時のドラゴンの頭蓋骨がありS1で幼少期のアリアはここを抜けている。さらに奥にエダード王が幽閉されていたダンジョンがあり、おそらくそこを抜けるとブラックウォーターに出るのだろう。
恐らく王座も焼け落ちているはず。
思いつくまま書いたけど、切なく感情のやり場がないエピソードを残酷なまでに美しく描くのがGoT。世界の多くの都市が王都のように焼け落ちたのだ