VIVY感想
前提に厳しい意見として、結局のところアイザック・アシモフに連なるお話作りで、終盤のたたみ方もご都合主義のお涙頂戴でしかなく、SFとして真新しいものは特に無い
ただ、眼を見張る部分もあり、個人的には心とは何か?に決着を付けたVIVYへ対してナビが少女の幻影を見せてVIVYの「心」を揺さぶろうとしたのは面白さを感じた
これは逆説的にVIVYが「心」を獲得したと認められたという描写だと捉えることが可能でそこが面白い
視聴者目線であればVIVYが各話の中で苦悩している様子を見てVIVYはもう「心」を獲得しているんだと思いたくなるが、あの世界のコンピュータは「心」が何なのかわからないので、少女の姿を見せたあの時に認めたのだろう
個人的には「心」を知ったコンピュータがどう行動判定して行くのか?というところまで切り込んで行って欲しかったけど最後はお涙頂戴でたたんでしまったのが少々残念
コンピュータが人類を害したあとに「心」を知ったわけだから、そこからストーリーの発展があったはずなのだ