ちなみに船舶の多くは原動機でプロペラを回転させて航行するという兼ね合いから反トルクが発生し、左右どちらかのほうが旋回しやすいという特性を持っていることが多い
ただし、大型船ではその反トルクを打ち消すためプロペラを複数装備し反トルク同士で打ち消し合う方法が取られていることもまた多い
しかしながら、停泊時に岸壁へ接舷する側面が偏ると貝や藻などの海洋生物の繁殖や、海流などの影響、または航行時の障害物接触、積み荷の偏り、回頭方向の頻度の偏りなどによって船体の摩擦力に左右で差が生まれることがあり、それによって旋回速度が左右で変わることもよくある
自家用車でも直線でハンドルを離すと「ウチの車は右(または左)へ曲がりやすい」というのが判明することがあるけど、船も同様に使い方によって"個性"が生まれてくるのです