ジェットフォイルはじめて見たときは船らしくないギュイーンと曲がる回頭を見て驚いた記憶がある
ちなみにその時は航海実習中だったので海王丸に乗船しており、同輩みんなで「ジェットフォイルすげえな!」と盛り上がっていた
理論として座学ではテクノスーパーライナーや海上自衛隊1号型ミサイル艇を例に習ってはいたが現物を見るのははじめてで、途端に喧々諤々と水中翼船の将来性についての議論がはじまり、教官から「コラ!お前ら私語は慎め!」と叱られてしまった
@keizou あの曲がり方は普通の船じゃありえないっすもんね。
できるとしたら競艇の船ぐらい?
@pomezoo 競艇ボートでもあんな曲がり方はしないんですよ
回転軸がそもそも違うので
@keizou へぇ〜、そうなんですか?
@pomezoo 普通の船の回転軸って船首にあるんですよ推進装置と舵が船底の後方に付いているので船首を中心に回頭する
イメージで言えば普通の船は常にドリフトしながら曲がっているような感じっす。お尻を滑らせてる
でもジェットフォイルは船底の前方に舵が付いている上に水中翼そのものが稼働するので普通の船よりも中心に近い位置へ回転軸が存在するんです
これはドリフトしていない自動車、特にミッドシップ車へ近い動きであり普通の船と全く違うんです
だからこそ船をよく知る人がはじめてジェットフォイルを見ると「何だアレ!?」ってなるw
@keizou 回転軸が中心.....?
@keizou 回転軸の位置が違うと曲がり方違うの?それがイメージできないんだよなぁ。
@keizou 完全に理解はしてないけど全く別物だってのはよくわかったw
結局、水中翼船は経済的な兼ね合いから大きな普及には至らなかったのが残念でならない
その当時からガスタービンエンジンの経済性の悪さは学生の口から出るほど認識されており、この点の克服が重要課題とされていた
その当時の知識で申し訳ないが、ガスタービンエンジンで発電しモータによって推進するターボ・エレクトリック方式ならば改善の余地があるのではないか?と学生間で議論されていた
ネオジム永久磁石よりも強力な磁石や、全固体電池が登場すると可能かも知れないという辺りで学生の知識が足りなくなった
現在の電気自動車を見ると可能性は潰えて無いかな?とは思う