この絵は実際に深く考えると面白い

顧客は「"ブランコと呼ばれている遊具"が欲しい。しかしながら世にブランコと呼ばれている遊具などは溢れているので独自性が欲しいと考えて"板を3枚にしてはどうか?"と依頼」をして来たのだ

案件を持ち帰った営業から「こんな案件があるんだけど」と説明をしプロジェクトリーダーは絵のような理解をしつつ「明らかにブランコと呼ばれている装置に板は3枚必要ない。その価格で1枚の板を高性能にしたほうが良い」と指摘

ここで重要なのはプロジェクトリーダーはブランコを遊具ではなく装置と理解していることだ。プロジェクトリーダーは「ブランコを人が乗って遊ぶ遊具であることを理解していない」のだ

アナリストはプロジェクトリーダーの誤解を指摘する「ブランコと呼ばれている装置は揺れるものだ」と。しかしプロジェクトリーダーのままの構造ではブランコは揺れないのでアナリストは改善案を営業へ説明する。アナリストも人が乗ることを理解していない

営業は顧客へ自社の改善提案の素晴らしさを顧客を説明し契約が締結される

ここで実際にプログラマがコードとしてブランコを実装する「ロープが2本あり末端に板が1枚付いていて、ロープの逆側の末端は木へ接続されている」という仕様書通りにコーディングするわけだ

プログラマは真面目なのでコードが仕様書に則っているのかテストを走らせるものの、大丈夫間違いなくエラーは検出されない完璧なコードだった

営業・アナリスト・プロジェクトリーダーのコミュニケーション不足だがこういうことを引き起こすw

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グルドン

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