あぁ北海道から出てしまったかな?

まだもし北海道にいらっしゃるのであれば年配の方なら「まりも羊羹」はささると思いますよ

日本帝国時代に生まれた玉羊羹の一種で、昭和12年に帝国軍の要請で開発され、兵隊さんのお土産甘味の定番として当時の人に認知されています

その後、昭和28年に北海道釧路市にて阿寒湖の毬藻を模して緑色に染めたまりも羊羹が誕生します

北海道土産としてロングセラーであり、古い人ほど北海道土産と言えばまりも羊羹だと認識しています

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ウンチクを加えると、なぜ「古い人にとって北海道土産と言えばまりも羊羹なのか?」「北海道の地理を考えると本州に近い函館・小樽・札幌土産ではないのか?」と言えば、終戦直後の事情が関係しています

昭和20年に終戦した際、日本の降伏後に当時のソ連が北海道東側へ位置する北方四島から進軍したことが理由なのです

昭和28年の段階で北海道の東側の商業工業的中心であった釧路市は経済・防衛上の要所と考えられており、多くの労働者・商人・そして軍人が集う地方でした

ある程度保存の効くまりも羊羹はそんな本州人にとって丁度よい土産となって行くわけです

土産としてまりも羊羹を貰った現在の高齢者は当時子供だったわけですから思い出としても非常に印象深く残っているわけで喜ばれ易いわけですね

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