矢崎総業は車用電線(ハーネス)のトップサプライヤーだ。矢崎総業が出来ないなら供給先である自動車メーカーも量産することは出来ない。
実際に矢崎総業のブースの展示にはインホイールモーターケーブルと札のついたオレンジ色のケーブルのような物が展示されていた。しかし、担当者によると展示は完全なるダミーで現物も近いうちに出る見込みはないとのこと。「研究中ではあるが、近年技術的なブレイクスルーがあったわけでもないし、今年インホイールモーターが多く展示されている理由は自動車メーカーの理想なだけでは。」
つまりインホイールモーターの展示は四輪独立制御という四輪車の究極の夢を自動車メーカーが示しただけであり、まだまだ先は長そうだ。