「吉沢亮や横浜流星の好演だけじゃない」映画『国宝』の超ヒットを導いた《李相日監督の“背景”》 | 映画・音楽 | 東洋経済オンライン https://share.google/2Iil4K33ZrHBy7vjq
映画『国宝』が公開されて2カ月。いまだ多くの観客を動員し、ロングラン上映中だ。興行収入は85億円を超え、すでに2025年公開の実写映画として1位になっている(2025年8月3日現在)。
ヒットの要因として、主演の吉沢亮をはじめとする俳優の熱演や、口コミによる幅広い世代の取り込みなどは指摘されているものの、意外にも監督の李相日に着目する声は多くない。
だが、李監督の過去の作品から考えても、ヒットの方式を踏まえたものになっているし、李監督だからこそ撮れた映画とも言える。
なぜ『国宝』はヒットしたのか――原作の組み合わせ、演出方法、テーマ性などの観点で、李監督のフィルモグラフィーを振り返りながら、分析していきたい。