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『罪人たち』曲解説⑤続き 映画『エルヴィス』より アイルランド移民エルヴィス・プレスリーはミシシッピで黒人に囲まれて育ち、黒人教会でゴスペルを、ジュークジョイントでブルースを知り、それがアイルランド民謡と合体してロックスター、プレスリーが生まれる
1930年代ミシシッピのアイルランド系移民といえばエルヴィス・プレスリー一家で、歴史上はエルヴィスが黒人コミュニティで音楽を学んでロックスターになるが、『罪人たち』の黒人たちはアイルランド移民を拒否する。これはつまり黒人音楽の搾取がなかったユニバースの話なのかもしれない。
もしエルヴィスが黒人音楽に触れなかったら、世界的なロックスターになることもなく、アメリカ限定のカントリー歌手として、麻薬中毒にもならず、家族と平和に暮らしていたかもしれない。ビートルズもカウンターカルチャーも生まれなかったかもしれないが、エルヴィスにとっては幸福かもしれない。