【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】ソニータイマーはもはや過去のもの。品質で信頼を得たVAIOが目指す次の目標とは? - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/1617081.html
2021年6月に、私が社長に就任したときの課題は、ニッチに走るばかりに、縮小均衡に陥りかねない危機感があったことでした。「プレミアムニッチ」というと、聞こえはいいのですが、その分野のPCは数が売れるわけではありません。数が出なければコストが上昇し、価格が高くなる。そうなれば、かつてのVAIOファンすらも離れていきます。VAIOが「負のスパイラル」に入りかけていたわけです。
そこで、VAIOらしさを失わずに、ボリュームゾーンにも展開し、成長戦略に舵を切りました。その結果、この2年間で売上高は約2倍に増えました。事業のステージを一段上げることができましたし、これから勝負していくことができるフェーズに入ってきたと思っています。