『BLUE GIANT』がアニメーション映画化された意義 ジャズの演奏シーンに込められたもの|Real Sound|リアルサウンド 映画部
https://realsound.jp/movie/2023/03/post-1271167.html
ジャズ演奏シーンでは、アニメーションによるビジュアル部分にも見どころがある。部分的にCGを利用しつつ、演奏者たちのリアリティある躍動が表現されると同時に、場面によっては、ブラックホールまでぶっ飛んでいくような感性の飛躍と、1920年代のフランスで作られていた、アニメーションと音の融合を目指した実験的表現「純粋映画」にも近づくような演出も一部で見られる。これらの仕掛けが、さらに登場人物たちのストーリー上の背景と絡み合うことで、実際のライブではなかなか実現できない深度で感情移入をもたらしている。