「緩和しても流行は終わらない」イギリスの教訓から探る、日本の選択肢

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”緩和をするにしても英国のように完全ノーガード状態にすると、医療逼迫は慢性的に起きるし、後期高齢者がたくさんいる日本では間接的な死亡が相当増えると思います。”

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”専門家の皆さんは英国のこうした状況を知っているのですが、政治・行政の皆さんがわかっているのか、医療者や救急隊員がみんなわかっているか、不安になるレベルの流行になっています。

緩和が進めば「継続的に高い感染レベルで伝播が続く状態に至る」ということを最低限、共有しておくべきです。「そうなるとは知らなかった」「流行が終わると思っていた」では済まない問題です。

”まず、エンデミック化(感染症の常在化)が進んでいる国では流行が終わっているわけではありません。でも「対策を緩和すると、この感染症は終息だ」と思っている人が世の中に結構いると思うのです。

1回みんなで忘れてしまえば終わりだ、と思っても、この感染症は再感染しますし、進化して新たな性質を持つ亜系統が繰り返し出てきます。エンデミック化する過程で、繰り返し流行が起きているのです。

特に問題なのは、日本は今まで医療が逼迫するからということで流行を制御してきたのですが、医療や救急の慢性的な逼迫がエンデミック化した国で続いています。救急車の搬送困難事例が増えていて、ずっと関連死による超過死亡が起こりやすい状況下にあります。”

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グルドン

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