良いところと同じくらい悪いところがありましたね。

・良かったところ
“ケレン味全開”のモビルスーツ戦が最高。違和感の少ない3DCGでのモビルスーツにやっとここまできたかと感慨深いものがある。サザンクロス隊で、中距離近距離などの職能の違いモビルスーツのチーム戦の妙味を描いたこと。ジオンから見た白い悪魔ガンダムの絶望感。マクベ関連のシーンは終始キレキレでよかった。

・悪かったところ
子供たちのパートやキャラクターがいかにもテンプレ的でずっと退屈、鈍重。アムロがストーリー内であまりに客体的(受身的)。ドアンとアムロの交流、ドラマが弱い。ドアンの敵の最新鋭機ガンダム、アムロを拾ったことに対する対応にハテナ、甘くない？。ホワイトベースメンバーの性格、人間味はあるが、安彦良和テイストがちょっと強すぎた。

1エピソードの引き伸ばしとしては、サービス精神旺盛にファーストガンダムのいいところが色々入っており、ギリギリありかと。

戦争だから仕方ないけど、アムロの例のシーンは賛否を呼びそう。でも戦争だからなぁ…。それでも今の時代、あえてあのシーンを示したのはよかったのかも。