“iPhoneやマッキントッシュなど、革命的な製品を次々と生み出したスティーブ・ジョブズの「美の原点」に、彼が10代の頃に親友の家で目にした日本の美術品「新版画」があったことは、去年7月のWEB特集で紹介した。

その後、ジョブズの日本での足跡をさらに取材すると、彼が焼き物に大変な興味を持ち、ギャラリーや窯元をよく訪れていたことが分かった。”

スティーブ・ジョブズの壺(つぼ) | NHK | WEB特集

www3.nhk.or.jp/news/html/20220

“「見ているだけじゃ納得できなくてさわるんです。土のあたたかさとかやわらかさ。そういう触覚でしか味わえないようなところを大事にしているようでした。ものを慈しんでいる感じ」”

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“そのうえでジョブズは「自分のために作品をつくってほしい」と頼んできた。

四角い皿の前へ行き「もう少し小さいものを作ってほしい」と言った。
これぐらいと手で示したので、釋永さんが物差しで測ると22センチだった。

さらに「半分は釉薬(=うわぐすり)で黒く、もう半分は土のまま焼いてほしい。そして、黒と土との間には変化もほしい」と注文した。

そしてジョブズが加えた皿のデザインが「角を丸くしてくれ」だった。

“ジョブズが目指したものは、人の手になじむテクノロジーだ。

手触りが良くて扱いやすく、親しみが感じられるもの。

それは、ジョブズが壷を持ったときの感覚と一致していたのではないか。

ジョブズは自身の審美眼で日本文化に注目し、製品のデザインに取り込んだ。”

「角を丸くしてくれ」って注文に痺れる。

ジョブズが京都に来た時に懇意にしていた運転手や禅僧の方を取材して番組(記事)にしていた記者と同じ人か。記事下にリンクがあるので未読の方はぜひ。ほんと、この人、軽い観光で京都来てたんじゃないんだなって。

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