山岡「明日、本物の散財ってヤツを見せてあげますよ」#散財力の高い童話
山岡「明日、本物の散財ってヤツを見せてあげますよ」
中松「本物の散財だって?」
栗田「良いんですか?あの人も大概でしたよ…」
山岡「まぁ、見てなって」
栗田「どうしたのかしら、約束の時間はとっくにー
山岡 (ウイィィン)
栗田「山岡さん、それは!?」
山岡「USのYouTuber達も愛用しているBoosted Boardという電動スケボーです。この安定性とスピード。正に未来のパーソナル移動デバイスといって過言では」(ウイィィン)
栗田「山岡さん!! 日本の公道で、そういうのは…」
中松「俺も最新のガジェットには目がねぇが、仮にも刑事の目の前でそれをやられちゃ見逃す訳にはいかねぇ」
山岡「えっ、なに?警察??」
中松「そこの署まで一緒に来てもらおうか、ひとまずボードも没取だ、身分証は? そこの姉さんも来てもらうぞ」
栗田「」
栗田「あれだけGH5だと騒いでおいて開封もせずにX-T2を見せびらかしている!」
栗田「あれだけGH5だと騒いでおいて開封もせずにX-T2を見せびらかしている!」
富井「山岡の奴なんて散財を!」
小泉「我々の勝利ですよ社主!」
雄山「ふん、 勝負だと聞いて来て見れば、所詮この程度か!」
山岡「なんだと!!」
大原「いかに海原雄山でもこれを超える散財は…」
中川(スッ!)
山岡「なんだ Osmo 付属のマイクじゃないか!」
雄山「だから未熟だと言っているのだ士郎、これをよく見ろ」
山岡「!! Amazonランキング1位だと!」
審査員「おい、このマイク安いけど結構いい音だぞ」
審査員「コンパクトで使い勝手も良さそうだ」
雄山「高額商品を買うだけが散財だと?笑わせるな!」
「良品を見極める眼力、市場をも動かす影響力、目的の為に手段を選ばない大胆さ、それらを備えてこそのが真の散財だ!」
「 ちなみに私は予備でもう三本買った」
山岡「くっ!」(膝をつく)
栗田「山岡さん…」
雄山「フハハハ!」
栗田「残り10台ですって!私も買わなきゃ!!」
#散財力の高い童話
散右衛門狸2 #散財力の高い童話
約束の日、太財郎狸が浜に行き、教えられた松に登ると、薄茶色をしたレンズの眼鏡が置いてありました。
「このサイズ、軽さで無線とは凄い技術だ」と驚くと、そっと眼鏡を装着して待ちました。
やがて西の方から、長い毛槍を何本も立て、大名行列がやってきました。馬や籠の飾りが輝き、こわい顔をしたお供の武士たちが幾人も見えます。その様子は完全に景色に溶け込んだリアルさです。
すっかり感心した太財郎狸は、手を叩いて「見事見事、まるで本物の通りだ!」と大声をあげました。
それもそのはず、実は行列は本物で、事前にお通りを知っていた散右衛門狸が、それをただ太財郎狸に見せただけなのです。
お供の武士に見つかった太財郎狸は、あっという間に槍で突き殺されてしまいました。ちなみにMRグラスは、ただのブルーライトカット眼鏡でした。
#散財力の高い童話
散財力の高い童話(説話)川には河童が多く棲んでいる。
川には河童が多く棲んでいる。
ある家で、川に馬を冷やしに連れて行った馬曳きが、ついSNSに気を取られている間、河童があらわれて馬を散財の淵に引き込もうとした。
河童は気になっているカメラを強引に推すが、馬は嫌がり引き込まれまいとし、逆に馬に引きずられて店の前まで来ると、うっかり自分で散財してしまった。馬曳きがおかしいと思い様子をうかがうと、デジカメが入った紙袋を手にさげた河童が店からでてきた。
村の者があつまって、殺そうか、許そうかと相談したが、結局、今後は悪さをしないと固く約束させ、河童を放した。
河童はそのあと村を去りYouTuberとしてSFに棲んでいるという。
#散財力の高い童話
ホームビデオを少し晒してみる試み。iPhone7 plus で撮影。S1を忘れて撮影も雑なので、手ブレが結構気になる…。
https://youtu.be/C_A7QjsvSQ4
遠野物語を元ネタにすると、童話というより #散財力の高い説話 ですね。
深夜にYouTubeやPodcastを視聴していると、カネ隠しにあうことは、よその国々でも同じである。
グルドンという所の民家で、振り込まれたばかりの給与の行くえがわからなくなり、二日ほど過ぎた頃、最新のミラーレス一眼の姿になって戻ったことがあった。いかにして戻ったかと問えば、皆に逢いたかったので、Amazonのダンボールに入って帰ってきた、と答えた。
その日は、散財系YouTuberが制作するPodcastのライブ配信があった日だった。ゆえにグルドンの人は、今でもライブ配信のあった日は、おカネがガジェットになって帰って来そうな日だな、という。
グルドンにはサンザイシキワラシという神の住み給う家が少なくない。この神、多くは可分所得の高そうなオジさんで、ときどき人に姿をみせることがある。
ある家では、近頃、中学生の娘が、夜中廊下でばったりサンザイシキワラシに会ってしまい、とても驚いたことがあった。これはまさしく、ジンバルを持った、どこかで見たことのあるオジさんであった。
同じ村の某氏では、母親がひとり洗い物もしていたところ、隣の間で何やらがする。この室は家の主人の部屋で、その日は仕事で留守の折だったので、怪しいとおもい板戸をあけたが誰もいない。しばらく座っていると、PCデスクに見慣れないゴーグルを見つけ、さてはサンザイシキワラシだなと思った。この家にサンザイシキワラシが住んでいるというのは、ずいぶん以前からである。
この神が住み給う家は、貯金は減るが豊かな生活をおくれるということである。
グルドンでは、山中の不思議な家を散財家と呼ぶ。散財家に行き当たった者は、その家にあるガジェットと同じものを、何であっても散財するとよいとされる。数ヶ月前、ある家の婿が山道に迷い、この散財家に行き当たった。家の様子、PC、カメラ、各種ガジェットの多いこと、全てYouTubeでみた通りである。巨大なPCが何か重たい処理をしてるらしく唸りを上げ、キッチンでは野菜ジュースを作るところである有様で、便所のあたりなどに人の気配がするようで、茫然として、後には恐ろしくなり引き返し、そうしてグルドンの村里に出た。
話を聞いた村人は、それは散財家に違いない、同じガジェットを散財して長者になろうと、婿を先頭にたて、大勢で山中に分け入ったが、特に見るものは無く、むなしく戻った。その婿も、ついに散財したという話を聞かない。
#散財力の高い童話
炎上騒ぎも下火になったある日、タヌキの前にドローンを二機抱えたウサギが現れました。
「これからはドローンですよ。知名度抜群のタヌキさんなら成功間違い無しです。何も理解していないネットの奴らを見返してやりましょう!」
ウサギの雑な変装にあっさり騙されたタヌキは、ウサギの誘いに乗ることにしました。
「このMavic Pro を使ってください、DJIの傑作ドローンですよ。僕は腕が無いので、こっちの小さいDobbyで練習も兼ねてタヌキさんの勇姿を撮影させてもらいます」
担当する機体が決まった所で、さっそく二匹はドローンを飛ばします。しかしここは人口密集地。無許可でドローンを飛行させたタヌキは航空法違反で書類送検。200g以下のDobbyを飛ばしていたウサギには、特にお咎めはありませんでした。ついでに後日ウサギが拡散したDobbyの動画は「迷惑YouTuber タヌキ、今度はドローン!」とマスコミでセンセーショナルに取り上げられ、遂にタヌキは社会的に抹殺されてしまいました。
#散財力の高い童話
お婆さんの仇を討つため一計を案じたウサギは「YouTubeで儲けよう」とタヌキに持ちかけ撮影を始め、撮影後に編集作業用に借りたシェアオフィスに集まりました。
「僕のゲーミングノートはGPUが載ってるからPremiereの編集も快適だよ、僕は君のPCでサムネとか作るから、交換して作業しよう」ウサギはタヌキとPCを交換すると、タヌキから死角になる場所に陣取り、1-Click注文が有効だったタヌキのアカウントで散財しまくりました。しかしマウスが安物なので、必要以上にカチカチと音がします。
「ウサギどん、このカチカチという音はなんだい?」
「この裏はカチカチ山というのさ、だから鼠がカチカチと鳴くんだよ」
上手く誤魔化したウサギは、完成した動画をアップした後、タヌキと別れ、姿をくらましました。
後日、限度額まで散財させられたタヌキは怒り狂いましたが、ウサギと連絡が取れません。ついでにウサギが拡散したタヌキの動画は、非常識にも程があると大炎上。タヌキは社会的に大火傷を負ってしまいました。#散財力の高い童話