日本の大作風映画の悪いところが全て出た映画だった。
主人公の信の役者の演技ががなるだけ。若い子の演技はそういうものとはいえ、緩急なしでずっとこれだと流石にきつい。セイの役はまあまあだったので役者の問題か。
プロットは追っていくだけで精一杯の感じ。だから必然性のないシーンばかりになる。
戦闘シーンには切迫感がまるでなく、ワイヤーで釣ってますね、早回ししてますねということで、重量感も何もない。山の民で石斧持っているのがすげー軽く見えるのは興ざめ。
CGはテレビドラマなら許されるかなというくらい。白組ならもっとできるだろう?
山の王女様のご活躍が最高の見せ場でしたね、という映画だった。
お金だけの問題ではなくて、脚本と監督の手腕の問題だと思う。できないものはできないとはっきり断るべきだったのではないだろうか。
実写でどうしてもやりたいのなら、中国資本で中国人のアクションが得意な監督、俳優陣にリメイクしてほしい。
アニメは3期が出たら見るつもりだし、漫画の方は読み続けますよ。