上の光ピックはSONYの初期の録再用MD光ピック、下は私が担当して初めて量産された録再用MD光ピック。
録再用に使用される半導体レーザーはディスクから戻ってきた光が半導体チップ内で干渉してノイズとなります。それを防ぐために高周波で点滅させます。それが電波輻射ノイズとなり他の機器を誤動作させる可能性があるためシールドしなければなりません。写真のSONYのピックの左側にシールドのために銅箔テープが貼られています。下のピックは回路を真鍮のケースにいれています。
これらの輻射ノイズを電波暗室に持ち込んで測定しながら規格に収まるように対策を施します。私も対策で電波暗室にこもっていました。