近年のディズニーが説教くさく感じる一方で、虎に翼が共感を得ている状況の違いはなんだろう?
伝統的な西洋児童文学作品の根底には「アングロサクソンが未開人に文明の恩恵を授ける」描写が多かった。ババール、ひとまね小猿、ロビンソンクルーソー等。
人種差別というよりは、やはり唯一神のキリスト教の影響が大きいのかも。(正解は単一でありそれを追求する姿勢で中世の文化、科学が進化したのも確か)
朝ドラは視聴者に考えさせる展開。そして法律の大事な要素「正解はない」を2周目に提示したのは良かった。アメリカのような人種と文化の混沌と、ほぼ均質文化の日本では状況が違うんだろうけど。
アメリカでは他人に干渉しないというのはあくまで個人の視点の範囲であって、より大きな視点では人種、性別、職業、文化で厳密なカテゴライズがあり、文化的カースト制度になってるように感じる。
日本における同調圧力とは異なる、いずれかのグループへの帰属圧力という感じで。