頭脳明晰だが貧乏な美大生ラスラーニコフは独自の信念を持っていた。
「百の散財は、たったひとつの高画質HDRで償われる」
「選ばれたし非凡人は芸術のために家計を火のグローバルシャッターに変えても構わない」
ある日、ラスラーニコフはSFの豪邸に住む強欲な散財王ドリーニャの噂を聞き激しく憧れるようになる。
しかしどんなに不幸になっても食欲がまったく落ちない心優しい仔熊、貯めニャを見て散財の虚しさを知り、シベリアにて一生貧乏な美大生として過ごす。彼が人生の最後に買ったのは4GBのコンパクトフラッシュであった
ピョートル・ドストエフスキー 「罪と罰」
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