船では干物を作るのが定番でしたな
船の外観で目立つ排気管煙突を包む排気塔をファンネルって言うんですが、実はファンネルには扉が付いていて中へ入れることが多いんですよ
ファンネル内は排気熱で通常30〜50℃程度まで室温が上がるので、そこで司厨士(料理人)や釣り好きな船員が干物をよく作ります
日本の歴史的には明治期にバナナがはじめて日本へ持ち込まれ、大正期〜昭和中期にかけてバナナブームが日本国内で起きますが、船乗り家庭の子弟は父親が持ち帰る乾燥バナナを非常に珍重していたらしく、これもファンネルで作られたものですね