一応、野球少年を抱えているご家庭のために概要を伝えると「用途としては縦カーブのように大きく曲げて意表を突くような球種では
なく通常のドロップボールではない」のでドロップボールの常識から離れてゼロベースで考えて貰いたいなって感じです
高速と冠名が付く通りに球速が著しく遅いドロップボールではなく「変化量が非常に少ないが球速がストレートと遜色ないほどあるのが最大の特徴」です
言わば「通常のストレートがバックスピンストレートであるならば高速ドロップボールはトップスピンストレート」なんです
立ちの威圧感から腕の振りなどのフォーム、リリースポイント、球速に至るまでバックスピンストレートと同じでありながら、投球後の軌道が下方向へ伸びていく、物凄く伸びないストレートです
1試合の内どうしてもストライクが1個欲しくなるシーンがあると思いますが、高速ドロップボールはそういうときに使う球種で、1試合でも1球2球程度しか使いません
球速が通常のバックスピンストレートと遜色ないのに軌道が違うので、ミートヒッティングが上手いバッターほど意表突かれ空振りしやすくなります
おそらくだけれどボクが非常に高い握力を持っていた理由は実家が漁師だったから
普段から網を引っ張ってたので自然と握力が付いたのでしょう
ちなみに中学生の時点で握力が60kgを超えていた(高校で100kg超えていた)のでフィジカルエリートであってもなかなか難しいと思われます
対峙したバッターは高速ドロップボールを空振りすると理解が追いつかないのか一瞬かたまってた
同チームの4番バッターは「なかなか来ないが手元で加速するように見える」と言っていました
これはおそらくドロップボールや縦カーブに近い軌道なのに球速が速いせいで意識との乖離が生まれるからだと思います
ボク以外に投げる人を観たことがないので自分ではバッターとして体験したことがないというw