しかし相変わらず抽象的なチップ性能の宣伝が目につくなぁ
一番良くないのが「機械学習モデルが最速のCore i9のMacBook Proと比べて平均で3倍以上速くなりました」という表現
「11 trillion operations per second(11兆オペレーション/秒)」とのことなんだけど、どういう機械学習モデルでこのスコアなのかまったくわからんよね
何が問題なのかよくわからない人に説明すると、例えばベンチマーク界隈にはFLOPSっていう浮動小数点演算の理論演算性能を測る指標があるのよ
この指標の計算方法は広く知られていて誰でも同じ計算方法で比較できるようになってるんだよね、つまり後から誰でも同じ様に検証できる可能性が担保されてる
んで、この計算方法こそがここで言う「モデル」なんだよね
機械学習モデルが違えば当たり前に秒間あたりの演算数(オペレーション数)は変わるわけで、Appleはどういう機械学習モデルを使ったのか誰も知らないので11兆OPSとか言われても「ふーん」以外の感想しか出せないのよ