例えば、近年では組織の人材の流動性を確保するため班・課・部などのリーダーを事実上の任期制のようになりリーダーが数年で変わってしまうことが起きている
新しいリーダーが着任すると、リーダーは成果を出さないといけないため何らかのカイゼンを自身が受け持つ組織へ対して施す
ここまではまだ良い
しかし数年後また新しいリーダーが着任すると再び成果を出すためカイゼンを施すが、その際に過去のリーダーが行ったカイゼン内容は検証されないどころか確認すらされない場合がある
確認すらされないので同じ物事へ対してカイゼンが施される可能性があり、同じ物事へ複数種類のカイゼンが同居してしまう自体に発展する
もしカイゼンの被りが起きていなくとも、過去のカイゼンが今も使われているのか?ということも検証されたりしないので、そのときのカイゼンに掛かったコストさえドブに捨てていても誰もわからないという状況が起きやすい
なのでDXを本気で導入したい企業や組織はまず「後方検証」するための仕組み作りを始めると良いだろう
後方検証する仕組みがあればDXは電子データでログを残してくれるので後方検証しやすい環境になれる