Android 12へGoogke Play Booksで搭載されているより暗い輝度(Extra Dimという名前になったのか)が可能になったんだね
これは輝度調整時、ある閾値よりも輝度設定が下回った場合に画面のレンダリング明度を下げるという振る舞いをする機能
従来のLED液晶ならばバックライトの"漏れ"による眩しさをより低減でき、OLEDならば省電力まで期待できるという優れたUIだ
掲載した画像はその例で1枚目は輝度設定最大時、2枚目は輝度設定最低時
スクリーンショットを取得すると通常はハードウェア側の輝度設定は反映されないが、輝度最低時はExtra Dimによりソフトウェアとしてレンダリング明度が下がっているためスクリーンショットを取得すると暗いスクリーンショットが取得できる
テキストの方がより効果を発揮しやすいが、レンダリング明度を下げられるため画像であっても暗く映る(3枚目および4枚目)
実はAndroidへユーザ補助機能として事前にExtra Dimが実装されていることに気付いていなかったのだけれど、Extra DimがAndroid 12で(ユーザが触れやすい位置へ)OSの標準機能として搭載されることにより、Google Play Books以外の例えばAmazon Kindleなどでもその恩恵を受けられるようになった
これはコミックなどを含む読書愛好家にとって非常に大きな変化で、Android OS端末の所有者は是非ともユーザ補助機能へExtra Dimが表示されているのであれば今晩辺りに暗い部屋で試してみて欲しい。目への刺激が非常に低減されることへ気付くはずだ
スマートフォンディスプレイでは輝度の高さとダイナミックレンジが注目されがちだけれど、より低い輝度への需要を満たしてくれるExtra DimはOS問わずに広い範囲のスマホ端末で採用されて欲しいと願いたくなる