北海道の一次産業の問題は後継者不足、そして需要が高くて且つ多くの現金収入へ繫がる品目の生産が出来ていないことにあるんですわ

単に需要が高いものは五穀や芋、豆などがあるけれど、これは素人でも取引価格が安く、海外を含めて競争相手が多すぎることが理解できる

アメリカは内陸へ至るほど一次産業が盛んで、工業が盛んなのは東部であり、東はマサチューセッツ州からインディアナ州くらいまでがアメリカで代表的な工業地帯

なぜアメリカは内陸部ほど一次産業が盛んになるかと言えば内陸部には中央平原が広がっているから

アメリカ内陸部の道路は東西運輸の基盤であると同時に内陸部の一次産業生産物を東西端へ運ぶため基盤でもあるわけです

対して北海道は内陸部ほど山岳地帯、農業が盛んな平野部は十勝平野と石狩平野であり、大雪山と日高山脈で分断されている

アメリカのような道路・鉄道網で運輸しまくるという計画はおそらく昔の偉い人の頭の中にあったものの物流網がいい感じになる前に人口減少を迎えちゃったわけですよ

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なぜ過去の時代、北海道の物流の要所が小樽と釧路(そして中央の旭川)だったのかも石狩平野と十勝平野の位置関係を見るとわかるのです

アメリカは内陸部に中央平原が広がっているため工業が今よりも未発達だった時代でも東西両端(西部開拓時代以前は東端)へ農作物を届ける必要があったため物流網の整備が急務だった

北海道は内陸部が山岳地帯だったため、山岳地帯を越えるよりも小樽と釧路という2拠点を設けて各々から運び出すほうが効率良かった

だからこそ当初は小樽近郊と釧路近郊で工業も発達した。時代が変っていき釧路の重要度が落ちるまではですけどね

正直ボクもアメリカのような物流網には憧れがあるけれど、土地の配置自体が違うアメリカと北海道じゃ憧れのままですよ

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グルドン

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