モトコンポは社内コンテストで発表された際、ホンダ創業者の本田宗一郎が組み立て式バイクであるモトコンポにバカウケして鶴の一声で量産→販売という計画がその場で決定した
しかし、ぶっちゃけその当時から見ても「あんな変なバイク売れるのか?」「面白いけど絶対に売れないでしょ」という声が社内でも大きかった
苦慮したマーケティング部門が捻り出したのは、当時のホンダが大衆車として全力で開発した四輪自動車のシティと抱き合わせ販売するという戦略だった。そうつまりシティにモトコンポを積めば良いという苦肉の策
シティは予想通り物凄く売れに売れたが、オプションとして設定されていたモトコンポは全く売れず、モトコンポを購入するとシティの割引が受けられるキャンペーンを展開するも売れず、何ならシティを買うとモトコンポが付いてくる状態までになった
もはや押し売り状態のモトコンポだが、当時のバイクは2ストであり、更には空気汚染技術にもほとんど注目されていなかったため、モトコンポを走らせた後シティに積むと燃料や排気ガス臭くなるという欠点があった
モトコンポは売れば売るほどクレームが増えるという販売上の失敗作だったw