テスラの凄いところは自動車製造が根本的に「ロボットによる車両組み立て」が前提として設計されているところ
現在の大手自動車メーカーでの車両組み立てはその大部分が工員の手によって組み立てられていて、設計もまた工員の存在が前提に成されている
車両組み立てでロボットの導入がよく注目されるけれど、ロボットによる車両組み立ての主流は重量ある部品に限られている、それはつまりエンジンやサスペンション、ドライブシャフト、シート、タイヤなどだ
更に言えば、エンジンやサスペンション、ドライブシャフト、シート、タイヤ自体を組み立てるのも工員の手によってであり、重量の増えた完成部品をロボットが車両へ組み込んでいるに過ぎない
テスラはこれらをすべてロボットによる組み立てを目指している
労働組合などそういう組織の存在がそもそも無かった新興企業であるからこそ、工員を無視して設計できるのだ