各国は自国通貨の発行権を持っている
それによって自国通貨の価値をコントロールするというのが現在の基本的考えだが、Libraは各国通貨に合わせ自国通貨と同価値のLibraコインを発行できてしまうのだ
つまり各国政府がコントロールしようにもLibraという要素があるため自国通貨の正確な価値の判断が難しくなってしまう
更にはLibraがダークサイドへ落ち、制限なくLibraコインを発行した際、Libraが保有するリアルマネー準備高が不足したことが露呈すると、その瞬間から準備高が不足するリアルマネーは暴落することとなる
言ってしまえば金融詐欺における「ポンジ・スキーム」をLibraは広範囲にわたってやろうと思えば出来るので、ただでさえ不安定なティア1通貨以外の通貨国が懸念どころでなく恐怖するのは当然のこと
小国が恐怖するのは当然であり、大国もそれまで投資した小国の経済基盤が揺らぐと損をしてしまうためLibraは拒否せざる得ないというのが現状