【ざっくりわかるデジタルカメラの歴史 2000年以降】
○〜2001年
「CANON EOS-1D」の登場。キヤノンCMOSセンサー無双はじまる(これまではCCDセンサーが主流)。
「CANON IXY DIGITAL 300」の登場。あまりにも売れすぎて売り場のコンデジが銀色に染まる(シルバー筐体のIXYが売れすぎて他社メーカーもシルバー筐体に追従した)。
○2002年〜2004年
「CANON EOS KISS DIGITAL」の登場。一般層にも低価格なデジイチが普及する。
「CASIO EXILIM S1」の登場。高性能大型化傾向にあったコンデジ界隈にあえて性能を抑え薄型カードサイズを提唱。大ヒットする。
「RICOH Optio WP」の登場。アウトドア向けコンデジのデザインを決定付ける。デザインは女性のみのチームが担当していた。
○2005年〜2007年
コンデジ市場はカードサイズコンデジが席巻。右も左もどこ見てもカードサイズばかり。
フルサイズCMOSセンサー搭載「CANON EOS 5D」の登場。他社メーカーもCMOSへ注力することとなる。
「Panasonic LUMIX DMC-FX1」および「Panasonic LUMIX DMC-FX5」へコンデジとして本格的な光学式手ブレ補正機構を搭載する。
「NIKON COOLPIX7900」および「NIKON COOLPIX5900」の登場。顔認識AFが初搭載される。
「SONY Cyber-shot DSC-T200」および「SONY Cyber-shot DSC-T70」の登場。スマイルシャッターが初搭載される。
「RICOH GR DIGITAL」の登場。単焦点コンデジとして高く評価される。
○2008年〜20010年
マイクロフォーサーズ「Panasonic LUMIX DMG-G1」の登場。ミラーレス時代の幕開け。
「CANON PowerShot S90」および「CANON PowerShot G11」の登場。圧倒的に強すぎて他社メーカーコンデジの元気がなくなる。
APS-Cミラーレス「SONY α NEX-3」および「SONY α NEX-5」の登場。現在のα6000番台。
ちなみにこのときのミラーレス機への市場の反応は微妙だった。高感度撮影が苦手とされたため。
「Apple iPhone 3GS」の登場によりコンデジ市場に暗雲が垂れ込める。
「SONY Cyber-shot DSC-WX1」の登場。裏面照射型CMOSセンサーExmor Rの伝説がはじまる。
○2016年〜2018年
新興国製のハイエンドなスマートフォンでSONY CMOSセンサーの採用が流行する(Exmor R/Exmor RSなのかは不明)。
「Panasonic LUMIX GH5」の登場。Youtube需要で大ヒットする。
「SONY DSC-RX100」シリーズが着実に進化。
「Apple iPhone X」が多眼レンズカメラのムーブメントを起こす。
○2019年〜
「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K」の登場。圧倒的なダイナミックレンジに騒然とする。
「SONY α6400」の登場。手頃な価格と強力なAF性能で大人気。
「SONY Cyber-shot RX0Ⅱ」の登場。前作RX0ではアクションカメラではないと主張していたものの次世代機RX0Ⅱでは事実上のアクションカメラに。