「電化製品・電子ガジェットの不具合のとき何で完全放電して数十秒放置するの?」について、不肖ながら私が回答致します(Quora風)。
結論と致しましては「現在流通している電化製品・電子ガジェットにはほぼ必須として電池が組込まれているから」です。
電池と言いましても、多くの方がイメージする鉛・マンガン・アルカリ・ニッカド・リチウムなどの電池だけではございません。
電化製品・電子ガジェットには「コンデンサ」と呼ばれる電子部品がほぼ必須として組み込まれており、このコンデンサは供給される電気を一定に保つ「平滑回路」と呼ばれる機構に使われているのです。
コンデンサは瞬間的に停電する状況(瞬断)のときに蓄電した電力を放電し、回路内の電力喪失状態を回避することにも利用されるので、完全放電を求めるときにはこの機構が逆に邪魔するのです。
このようなことから電化製品・電子ガジェットの完全放電して数十秒放置するという措置が推奨されています。
ちなみに過大な電気が流れたときに回路を保護するヒューズの中に時間経過と共に自動復帰する「ポリスイッチ」というのもあり、放置はより効果的な措置となってます。